感謝!守護霊様に見守られて66年だから今がある
守護霊様(父方の祖母)が、私につかれてから今年で66年目になります。祖母は、小4の年末ぎりぎりに御霊となって我が家に上がられました。その日は奇しくも祖母が亡くなった翌日です。
昔は人が亡くなるとお知らせと称し、近所の人たち2~3人一組で親戚を巡ったものです。事前に電話連絡し訪問は形式的なものでした。しかし、父は次男なので客人を振舞う立場にありました。
問題は、祖母がなぜ私について下さったのかと言うことです。その晩は、家族揃って炬燵に入りみかんをほおばっていた時です。夜中の9時ごろ「今晩は!今晩は!」と甲高い声が聞こえ、ガラガラと玄関の開く音がしました。
私が玄関に出向くことになり、恐る恐るその場の明かりをつけました。当然のごとく玄関は鍵がかかって閉まったまま、その瞬間足がすくみました。その日以来今日に至るまで、私は何度も何度も命拾いをさせていただきました。そのうちの一つをお話しします。
それは小5の時でした。私は、母の言うことを振り切り、ブレーキの利かない自転車を乗り出し、小学校に向かいました。校庭を何度か回ってから家路につくことになりました。学校を出てから間もなくして急な下り坂に差しかかり、ブレーキをかけましたがスピードは一向に落ちませんでした。
絶体絶命に気づいたのは、線路の枕木に腹ばいになっている自分を見た時です。起き上がろうと思っても体が動きません。体が着地した時にかなり強く叩きつけられたのでしょう。その時の出血がひどく鼻を突きました。
その時、はるか彼方におじいさんの姿が見えました。私は必死に叫ぼうとしましたが声が出ません。間もなく汽車が来るのではないかと恐怖におののきました。気弱な私はその場に蹲ってしまったのです。
暫くして全身に人のぬくもりを感じました。おじいさんが、私を線路から抱き起し助け出してくれたのです。あと数分見つけてもらえなかったら、今の私はここにはおりません。その後、おじいさんが線路工夫さんだと母から教えてもらいました。しかし、私はおじいさんにお礼を言っておりません。命があるうちにお墓参りをしたいと考えております。
私は50歳ごろ、この時のことを思い出して近所の祈祷師や禰宜(ねぎ)さんを訪ねたものです。詳細を説明すると「あなたの守護霊様(父方のご祖母)がおじいさんに引き合わせてくれたのです」と言われました。この日以来、守護霊様はおばあちゃんだと自分に言い聞かせ、感謝しつつ生きてきました。
おばあちゃんのお墓参りは暫く行っておりません。コロナが落ち着いたらゆっくり伺うつもりです。私の中におばあちゃんが居てくれるだけで有難いです。ただただ感謝です。貴方は守護霊様にご興味がございますか。