頭が悪けりゃ気力で勝負
頭が悪いからといってヒガムことはないのです。だったら気力で勝負すればよいこと。根性が座っているという長所をおおいに活かすべきだと思います。私も人間が単純で単細胞的なところがありますのでこの部類に属します。
私は小学3年の時に知能テストでどういうわけかクラスで一番になったのです。これに気を良くし「俺は頭がいいんだ勉強なんかしなくていいんだ」と勝手にきめつけ以後勉学に励まなくなったのです。その結果は、中高と成績が芳しくなく通称Dクラスにとどまり続けたということです。
社会人になってびっくりしたことは、頭の良い人たちが私の周りに沢山いたことです。さすがの私も目を覚ましました。この人たちと互角に渡り合うのに必要なものは何か?私は性格はおとなしめですが根性だけは人一倍強いことを自負していました。そこで「気力」の出番です。
仕事には特技が必要でした。その手始めが算盤(そろばん)で3か月で3級を取得。次に和洋折衷の金銭登録機のプログラムを独学で、その後、電子計算機のコボルを学ぶため、手を挙げて東京に行かせてもらい、仕事に反映させることとなりました。余談ですが、これまでに自前のパソコンを6台ほど購入し、使い勝手の良いものに仕立ててきたところです。
ぼんくらは覚醒すると俄然がんばります。気力が奮い立つからです。その当時母から「そんな職場でやっていけるの?」と聞かれたので「母ちゃん気力じゃ負けないよ」と返したものです。負け惜しみも人一倍強かったことを思い出します。気力で勝負は、終生持ち続けるだけの価値があるとおもいます。頭が悪いことにただただ感謝です。