図書館は5年後に存在するか
図書館は5年後に存在するか甚だ疑問である。この問題提起は、今爆発的な感染をしているオミクロン株の存在が起因しています。この感染力は今までの新型コロナウイルスの領域をはるかに超えた次元にあるからです。今の状態が続く限り図書館には怖くて行けそうもありません。
借りた本を返却しようにもテレビ画面の新規感染者数を見て二の足を踏んでしまうことでしょう。不要不急の外出は避け返却は来週にしようと決断する。多くの人達が同様の行動をとれば図書館の書棚はガラガラになり運営が厳しくなってしまう。
さて返却当日を迎えた時にオミクロンの新規感染者数が前週の3倍以上になってしまったら本の返却どころではない。誰もが家に籠ることを選択するでしょう。図書館の一部では、運営困難になり一時的に閉館をせざるを得ない。まさに危機的状況に追い込まれてしまうのです。
図書館の健全な運営は、お借りすれば約束どおり返却することで成り立っています。通常お借りできる冊数は5~6冊、期間は2週間くらいでしょう。例外としてグループや団体で図書館の本をまとめてお借りできる冊数は、1ヶ月30冊まで貸出できるところもあります。
図書館は多くの人の心のよりどころです。サービス面でも利用者の味方です。そんな図書館が運営危機に追い込まれることは望みません。こんな状況だからこそ何らかの手段や方策を駆使して取りあえず返却だけは実行いたしましょう。
オミクロン株が沈静化するまでの間は電子書籍なるものを利用されてはいかがでしょうか。本読みが一段と楽しくなることでしょう。創作意欲がおありなら書籍を出版されては如何ですか。5年後に図書館と電子書籍の共存ができることを望みます。