元気な75歳だが生涯現役道けわし

生涯現役を達成させるために後期高齢者75歳のわたしが日々取り組んでいる元気メニューを紹介してまいります。今は体力強化と脳及び表情の若返りがメインです。生涯現役を実現させるために見かけは実年齢より10歳若くが目標です。そのため毎日30分間筋肉強化や屈伸運動、かかと落としを行っています。最強の鍛錬法は独自の腹式呼吸で心肺機能の強化につとめています。生涯現役を叶えるためには日頃の努力が欠かせませんので人生最後の日までがんばり続けるつもりです。

真っ赤な赤って綺麗(きれい)ですか

今週のお題「赤いもの」

私の中で「真っ赤な赤」と「奇麗な赤」は永遠に見ることが出来ないと思います。これが赤かなと思ったのは37歳の時、運転免許を取るために作ってもらった色覚補助メガネをかけた時でした。店内に飾ってあるシクラメンの花を見て、余りの美しさに思わず感動し声を出してしまったのです。それまではシクラメンの花を見ても何も感じませんでした。しかし、喜びはつかの間、赤以外の色が変色していることに気づいたのです。でもそこは免許取得のために折り合いをつけることにしました。

 

さて、色覚の異常を指摘されたのが中学1年の図工の時間、校庭で桜並木を写生していた時でした。担任の先生に教室に戻るよう指示されました。先生は1冊の本を開きどう見えるか尋ねてきたのです。例の色覚検査でした。その結果は赤緑色弱でした。

 

赤緑色弱ではいろいろと苦労をしました。高卒での入社試験、最終関門が色覚検査でした。筆記試験や面接試験は人一倍頑張れば乗り越えられますが「赤緑色弱」ばかりはどうにもなりません。だからスベリ止め(保険)のために数社余計に受験することになったのです。いや~大変でした。

 

でも現在は色から解放されました。テレビをつければ、今は紅葉の秋とにかく綺麗で感動ものです。特に「赤らしい色」が抜け出して見えます。不思議なことに、あの時の特殊なメガネではないのです。仕掛けは乱視矯正のみのメガネです。赤緑色弱は隔世遺伝と聞いておりますので治るわけはないと思います。私にとって赤い色は特別な色です。

 

そうそう、今思えば赤緑色弱を伝えられた時は絶望したものです。そのせいで理科の実験がきらいになり成績も5段階中3以下となり続けました。化学反応の結果「茶褐色」等と言われたら頭が混乱し取り乱したものです。今は運転免許を返納した身、色で苦労することがなくなりました。出来ることなら、一生に一度「真っ赤な赤」と「奇麗な赤」にお目にかかりたいものです。本当の赤って綺麗ですか。