期待ゼロ!これに勝る激励なし
激動の社会を背景にひたむきに生き抜いた、ひ弱な青年の話をいたします。何処にでもありそうな光景「お前には何も期待していない。」と上から目線のこの発言に、彼はチャンス到来とばかりとニンマリしやる気満々、これは実話です。
ある日の朝礼で上司から「全国規模のモデル事業が当所に割り当てられた。ついては担当を決めたいがその気がある者は挙手願います。」との問いかけに誰も下を向いたまま無反応、その時彼がきっぱりと手を挙げた。当然その場はざわつき、慌てたのが上司、彼を自室に呼び込み「大変な仕事だけど本当に大丈夫か?」と確認を取るも彼の信念は強かった。
彼は連日連夜土・日なしで頑張った。彼の強みは、上司に期待されていない事だった。全てが初めての仕事ばかり、基本設計・予算調整・関係機関との連絡調整・契約と問題山積、でも彼はやり甲斐を感じひとつひとつ難関を突破して行った。当然単年度で出来る事業ではなかった。完成までに4年を要した。
一般的に、職場における人事評価など当てにならないものはない。そもそも人が人を評価するなど不可能なのだ。そこには必ず私情が入ってしまう事なので。彼の場合、上司から評価ゼロと宣言されたその時点で、この勝負は決まっていたと思う。期待されないだけで気が楽になっていたのだろう。気が楽になれば発想も豊かになり、難関な仕事も突破できたのだと思う。何事も期待されないからと言ってひがむものではなく、チャンス到来と受け止めれば良いのではないでしょうか。貴方のご感想はいかがですか。
最後にこのブログをお借りして感謝の意をお伝えいたします。ここの所、沢山の愛読者の皆様方から「はてなスター」をいただいております。心から感謝申し上げます。皆様方の激励を真摯にお受けし、これからもしっかり投稿させていただきます。お礼を申し上げる時期が遅くなりすみませんでした。有難うございます。