南部鉄瓶に生涯現役を託す
- 貧血改善が最優先
貧血とは長い長~い付き合いだ。記憶にあるのは小学3年の夏休み直前、わたしは朝礼の最中に突然気を失った。我に返った時に倒れたことにきづいた。これを契機に月に1回くらいのペースで倒れたものだ。
親には倒れたことを伝えなかったので貧血は改善されなかった。お恥ずかしい話だが、75歳になった今でもこのことでお医者にかかったことはない。しかし年貢の納め時がやってきた。最近、駅の階段登りで息苦しくなることがあり困惑していた。そんな最中テレビでぐうぜん南部鉄瓶にお目にかかった。商品説明を聞き自分が求めているものはこれだと納得!即刻街に出る。骨董店をふくめ5~6軒をはしごする。そして最後にたどり着いたのがデパート、待望の南部鉄瓶にお目にかかり手に入れた。
- 鉄瓶をながめて10日間は無駄でない
南部鉄瓶を手に入れたもののすぐには使えない。取扱説明が多岐にわたり事細かく記されており理解に苦しむ。わたしは納得しないことには取り掛からないたちだ。何せこの鉄器に生涯現役を賭けているからだ。荷解きは購入後11日目に行う。
あらためて鉄分摂取により貧血が改善できることを再確認する。障壁は取り除かれた。さっそく南部鉄瓶の湯でこぼしを3回実行する。時間にして1時間30分、これで準備万端その日のうちに待ち望んでいた最初の白湯をいただく。感無量!この鉄瓶に生涯現役を託そうと決め込む。
- 十分な鉄分溶解に2週間を要する
明日で事前準備の2週間が完了する。内容は単純な湯沸かしのくりかえし、と言うことは鉄瓶で水道水を沸かした時に、鉄分が十分に容器から溶け出る状態となることなのである。2月1日が鉄分摂取の初日となる。何とも言えない気分である。